知っておきたい“時計界の5大ブランド” ― 世界が認める格と歴史
2025.12.03
「時計の5大ブランド」と聞くと、価格の高さを想像しがちですが、その本質はそこではありません。
何百年と続く歴史、脈々と受け継がれてきた職人技術、革新を生み続ける創造性――。
それらすべてを兼ね備えた“時計界の芸術品”が、この5つのブランドです。
■ ブレゲ(Breguet)
1775年創業。時計史そのものと言えるブランドです。
トゥールビヨンを発明したアブラアン=ルイ・ブレゲは、「時計の天才」と呼ばれる存在で、現代の時計技術の基礎を築きました。ブレゲ針、ブレゲ数字、ギョーシェ彫りなど、特徴的な意匠は美術品のような上品さがあります。
歴史・技術・芸術性のすべてが揃う、時計の王道中の王道です。
■ パテック フィリップ(Patek Philippe)
1839年創業。「世界最高の時計」と評される名門。
永久カレンダー、ミニッツリピーター、クロノグラフなど、高度な複雑機構において群を抜く完成度を誇ります。
“世代を超えて受け継がれる時計”という理念の通り、資産価値の安定性も世界トップクラス。ノーチラス、カラトラバなど、シンプルで普遍的な美しさが魅力です。
■ ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)
1755年創業。存続期間は世界最古の時計メゾンです。
優雅なデザインと極めて精巧な仕上げの美しさは、“芸術品”と言っても過言ではありません。
複雑時計の制作にも長けており、歴史の長さと技術力の両方が証明されたブランドです。
■ A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange & Söhne)
1845年創業、ドイツの名門。
一度歴史が途切れながらも、1990年代に奇跡の復活を遂げ、世界トップブランドの座に返り咲いた稀有な存在です。
ムーブメントの仕上げは世界でも指折りのレベルで、“ドイツの精密工芸の最高峰”と称されます。ランゲ1、ダトグラフなど独自のデザインが多く、通好みの一本です。
■ オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
1875年創業。“革新の象徴”ともいえるブランドです。
ロイヤルオークは角形ベゼルを持つラグジュアリースポーツの元祖で、時計界の価値観を変えたモデルといわれます。斬新さとスポーティーな上品さを兼ね備え、若い世代からの人気も高いブランドです。
■ 5大ブランドを知ると時計の世界が変わる
どのブランドも、単なる高級品ではなく、長い歴史と革新を積み重ねてきた“文化”そのもの。
この5つを知ると、時計を見る目が変わり、選ぶ楽しさも深まります。
次回は、“世界的人気・信頼・資産価値”の三拍子が揃うロレックスについて掘り下げます。