4Cだけでは分からないダイヤの魅力 ― “タイプ”と“蛍光性”を知るともっと面白い
2025.11.27
前回はダイヤモンドの4Cについてお話ししましたが、実はダイヤの個性を知る指標はそれだけではありません。今回は、鑑定書にも記載されることがある「タイプ分類」と「蛍光性」についてご紹介します。
■ ダイヤの“タイプ”とは何か
ダイヤのタイプ分類とは、ダイヤがどのような「不純物」を含むかで分類する方法です。特に注目されるのは、窒素の含有量です。
・Type Ia:最も一般的で、多くの天然ダイヤが属するタイプ
・Type Ib:希少で、濃い黄色の“カナリーカラー”に多い
・Type IIa:不純物が非常に少なく、透明度が高い希少タイプ
・Type IIb:ホウ素を含み、青みがかって見える(例:ホープダイヤ)
Type IIa は「世界で最も純度の高いダイヤ」とされ、コレクターから人気があります。
■ 蛍光性(Fluorescence)とは?
ダイヤに紫外線を当てた時に発する光のことです。
鑑定書では、None(なし)〜Very Strong(非常に強い)で表記されます。
蛍光が強いから“悪い”というわけではありません。
・無色グレード:強すぎる蛍光で白く濁る場合がある
・低カラーグレード:逆に蛍光で白く見え、きれいに見える場合もある
など、ダイヤの個性として楽しめる要素でもあります。
■ 4Cだけでは分からない個性
4Cが同じダイヤでも、タイプや蛍光性によって見え方や雰囲気がまったく変わります。ダイヤモンドは“天然の鉱物”である以上、ひとつとして同じものはありません。
■ ブランドジュエリーにも影響
ハイブランドの一部では、Type IIaや蛍光性無しのダイヤを優先的に使用することがあります。これは、美しい輝きを重視するブランド哲学の表れです。
ダイヤは知れば知るほど魅力が増す宝石です。4Cだけでなく、タイプや蛍光性にも目を向けることで、さらに深い魅力が感じられるでしょう。